長崎大学医学部保健学科
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保健学科個人評価総括
平成14年〜18年度の教員個人評価結果に対するコメント

<意義と効果>
1) 医学部保健学科としての評価は今回が初めてであり、教員個人が保健学科で定めた基準で評価を行った。今回の結果は今後行われる個人評価のベースとなる。
2) 保健学科において職位別に4領域の平均評価点を示したことで、各教員個人は保健学科の中での相対的位置関係を知ることができ、今後の努力目標、強化すべき領域を把握することができた。
3) 総合評価と強い相関があった領域は「学術研究」と「社会貢献」であり、「学術研究」と「社会貢献」の間にも有意の相関が認められた。
4) 職位を通して「社会貢献」の評価点は比較的良好で、地方自治体や公益団体への支援を行っている教員の多くはこれらの組織・団体との共同研究・委託研究を行っており、3)の結果と併せて、地方自治体等への支援が研究業績にも繋がることが示唆された。
5) 評価結果が「改善の余地がある」教員全員(全員が評価対象期間に3年以上助手)のヒヤリングを行った結果、以下のことが明らかになった。
(1) 看護学専攻における附属病院での実習における助手の負担が極めて大きく、約5か月の実習期間中、就業時間の大半を学生指導に費やしている。
(2) その理由として、1.対人関係の構築が苦手な学生が増え、実習中にメンタルヘルスケアが必要な学生も増加している、2.附属病院の看護スタッフの協力を得ているが、入院患者サービスのため病院看護スタッフの協力が得にくくなっている。
(3) 社会貢献を通して研究フィールドを開拓しているものの、時間的問題等から研究業績に繋がっていない。


<問題点と限界>
1) 「教育」の評価において、実習に多大な労力を費やしている助手の評価点は低く、実際の活動と大きな乖離がある。
2) 研究業績の評価では、保健学科領域では非常に少ない学術雑誌(SCI登録雑誌等)が高得点であり、国際・国内学会の発表は全く評価されていない。
3) 保健学科設置に合わせて作られた評価表であったため、実情に合っていない評価項目が多くあった。
4) 研究業績に繋がる可能性のある「社会貢献」の重み付けは低く、4領域の重み付けは保健学科の特性を表していない。
5) 評価項目と評価の重み付けが部局・学部ごとに全く異なるため、他の部局・学部との比較検討はできない。


<課題と検討事項>
1) 評価結果やヒヤリングで明らかになった教育・研究体制を整備することが重要である。そのためには保健学科内部の努力はいうまでもないが、学科・部局等を超えた解決策の検討も必要である。
2) 保健学科の特性を表すために評価項目や重み付けの設定を検討することが必要である。
 

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