長崎大学は歴史と伝統ある八学部からなる総合大学です。特に医学部は、わが国で最初に西洋医学教育が開始された医学伝習所を前身とした約150年の、保健学科は長崎県立長崎病院附属看護婦養成所を前身とした約110年の歴史を有しています。
科学技術の進歩に伴い、保健学の分野でもより高度な専門知識や技能が必要になってきました。同時に、病める人の心にも対応できる心豊かな専門職も求められています。このような社会の要請に応えるべく、保健学科では先に記した5つの学生像を掲げました。
「人間」を対象とする保健学は生命科学を基礎としていますので、理系の学問であることは事実です。しかし、病む人や障害のある人を相手にする実践の科学ですので、「こころの通った医療」の重要性が強調されるようになりました。そのためには文系的なセンスも非常に大切です。そこで、平成24年に実施されるセンター試験と前期日程入試では、文系の受験生の皆さんもチャレンジできるように、入試科目を変更しました。保健学科では「雪が解けると水になる」と考える学生だけでなく、「雪が解けると春になる」と表現する学生も求めています。
保健学分野は日々進歩しています。従って、この分野で働こうとする者は生涯研鑽を続けなければなりませんし、世界の最新情報に触れていなければなりません。長崎大学は従来の教養教育を大きく変え、平成24年度から英語教育の充実と自ら学ぶ教育プログラムを取り入れます。保健学科でも、従来以上に、英語コミュニケーション能力の向上、少人数による教育で自ら学び問題解決能力を身につける教育を充実させています。
保健学分野で最も大切なことは異なった職種間のチームワークです。保健学科では、看護学・理学療法学・作業療法学の三専攻だけでなく医学科との共修で保健・医療・福祉の連携・協働(チームアプローチ)を教育しています。長崎県内の大学が協力して薬学と看護学の連携した教育も行っています。
大学院修士課程ではさらに高度な医療専門職の育成を行い社会に送り出しています。この課程には「がん看護」など専門看護師養成コースがあり、放射線看護専門看護師養成コースの教員・学生は福島原発事故への支援でも活躍しています。平成24年度からは助産師養成コースを開設する予定です。また、平成22年度から博士課程(リハビリテーション科学)もスタートしました。
受験生のみなさん。
是非、あなたの可能性を長崎大学医学部保健学科で試してみてください。必ずや、あなたの高い志は達成されると確信します。
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長崎大学医学部
保健学科長
松坂 誠應 |
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