お知らせ
当研究室では、ウォーキングチャレンジ2025とリンクした「運動習慣とメンタルヘルスについての研究」にご参加いただける学生さん(長崎大学の各学部1~3年生)を募集しています。スマホアプリで測定する「歩数」とその人の自己効力感やレジリエンス(ストレスを跳ね返す心の抵抗力)との関係を調べるものです。興味のある方は、以下のリンクから研究の説明をご覧いただければ幸いです。多くの方のご参加を期待しています!
ごあいさつ
神経発達症/発達障害(自閉スペクトラム症:ASD,注意欠如多動症:ADHD 等)や精神疾患/精神障害(統合失調症などの精神症やそのリスク状態、ゲーム行動症、ギャンブル行動症などの嗜癖症/依存症)を持つ人の「困難さ」を理解した上で、その人の「強み」を活かし、あしたへ向かって進んでいけるような支援と研究を行っていきたいと考えています。
長崎大学生命医科学域 保健学系作業療法学分野 今村 明
スタッフ紹介
今村 明
【職歴】
- 1992年:長崎大学医学部精神神経科学教室入局
- 2000年~2016年:長崎大学医学部精神神経科 助教・講師・准教授
- 2003年~2006年、2015年10月~現在:児童相談所(非常勤)
- 2006年~現在:家庭裁判所(非常勤)
- 2016年3月~2023年4月:長崎大学病院 地域連携児童思春期精神医学診療部 教授
- 2021年10月~現在:長崎大学生命医科学域 保健学系作業療法学分野 教授
- 2024年4月~現在:長崎大学子どもの心の医療・教育センター 副センター長
【資格】
精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、子どものこころ専門医、臨床遺伝専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師 等
【著書】
- 「講座 精神疾患の臨床9 神経発達症群」中山書店 2024(編集/共著)
- 「発達障害Q&A : 臨床の疑問に応える104問」医学書院 2024(共編者)
- 「注意欠如・多動症-ADHD-の診断・治療ガイドライン」(ADHD特性の脳科学的理解)じほう 2022(共著)
- 「Autism Spectrum Disorders」(eBook)Chapter 5、Chapter 6担当 Exon Publications 2021(共著)
- 「僕は発達凸凹の大学生―発達障害を越えて―」山田隆一、今村明(協力)星和書店 2019
- 「おとなの発達症のための医療系支援のヒント」今村明 星和書店 2014 等
研究内容
1.神経発達症(発達障害)に関する研究
- 発達障害当事者の「きょうだい」に焦点をあてた心理社会的研究
- 社会的カモフラージュ(自分の困難さを隠し適応しようとする行動)の影響に関する研究
2.ゲーム行動症(ゲーム依存症)に関する研究
- ゲーム依存症の予防を目的としたスマートフォンアプリの開発
- ゲーム行動と心身の健康との関連についての調査研究
3.運動習慣とメンタルヘルスに関する研究
- 日常の歩数や運動量と、自己効力感・レジリエンス(逆境を乗り越える力)との関連の解明
研究室の目標
学術的な研究成果を社会に還元し、神経発達症や精神疾患を持つ方々が安心して暮らし、力を発揮できる社会の実現を目指しています。学生や研究者が共に学び合い、成長できる場となることを大切にしています。
関連リンク
お問い合わせ
研究に関するご質問は、以下のメールをご利用ください。
aimamura[at]nagasaki-u.ac.jp (※ [at] を @ に変えて使用してください)