各分野紹介
看護学

概要

 看護学分野では、看護学・助産学分野をはじめとして、内科系・外科系疾患にかかわる内容や健康増進にかかわる領域を扱っています。人々の多様な健康レベルにかかわる研究をとおして、問題解決のできる自律した研究者、教育者、実践家を育成したいと考えています。

特徴

 看護および多様な医療にかかわる内容を学ぶことができます。 特に、各教員の得意とする分野は、以下の通りです。
①助産学とウィメンズヘルスに関する研究
②母子の睡眠に関する研究
③地域住民の健康増進に関する研究
④大腸癌の予後規定因子に関する研究
⑤大腸癌術後サーベイランスに関する研究
⑥慢性呼吸器疾患看護に関する研究
⑦感染症看護に関する研究

入学希望者へのメッセージ

 背景の多様な、ユニークな教員が本分野に携わっています。丁寧に研究指導にあたります。あなたの大学院への挑戦を心から歓迎します。

    • 〇 睡眠(周産期、母子・家族、女性)に関する研究
    • 〇 妊娠・分娩・産褥・新生児期の助産のエビデンスに関する研究
    • 〇 ウィメンズヘルスに関する研究
    • 〇 助産教育に関する研究
    • 〇 社会疫学、保健統計学、地域保健学、国際保健学に関する研究
    • 〇 周術期合併症に関する研究
    • 〇 がん治療に関する研究
    • 〇 呼吸疾患に関する研究
    • 〇 感染症疾患に関する研究
    • 〇 循環器疾患看護に関する研究
    • 〇 睡眠障害への支援に関する研究
    • 〇 慢性期にある人のセルフマネジメントに関する研究
    • 〇 ヘルスリテラシーに関する研究
    • 〇 急性期看護に関する研究
    • 〇 こどもの健康・栄養に関する研究
理学療法学

概要

 今日,理学療法学領域の治療対象は運動器,神経系,心臓系,呼吸器,その他に区分でき,これらの器官・臓器に発生する疾病や障害も複雑化,重症化している.しかし,その病態や発生メカニズムの全貌は明らかになっておらず,理学療法学的治療戦略のエビデンスの蓄積も不十分である. 理学療法学分野ではこれらの課題解決のための基礎・臨床研究を推進するとともに,今後必要となる新規治療戦略の開発にもチャレンジする.

特徴

 基礎研究では,主に各種の疾病・障害の実験動物モデルを用い,病態や発生メカニズムの分子機構の解明,さらには理学療法学的治療戦略のシミュレーション実験を通して,組織・細胞レベルでのエビデンスを構築する.
 臨床研究では,各種の評価や実験を通して,疾病・障害の臨床病態,さらには理学療法学的治療戦略の介入効果を明らかにし,エビデンスを構築する.

入学希望者へのメッセージ

 基礎理学療法学ならびに運動器・心臓・呼吸理学療法学を専門とするスタッフ構成となっていますが,領域はこの限りではありません.理学療法学のエビデンス構築に寄与する研究を推進していきましょう!

    • 〇 関節拘縮、筋萎縮、慢性疼痛などの病態解明とリハビリテーション医療
    •   の効果に関する基礎医学的研究
    • 〇 運動器障害に対するリハビリテーション医療の効果に関する臨床研究
    • 〇 急性および慢性呼吸循環障害におけるリハビリテーション医療の効果に
    •   関する臨床研究
    • 〇 慢性閉塞性肺疾患の早期発見と重症化予防に関する疫学研究
    • 〇 リウマチ性疾患に関する研究
    • 坂本 淳哉 (准教授)※留学中(研究休職)
    • 詳細はこちらWEBSITE
    • 〇 ペインリハビリテーションに関する基礎医学的研究および臨床研究
作業療法学

概要

 作業療法学分野では、身体障害・発達障害・精神障害の学問領域を基盤により高度化・多様化した専門領域の教育研究体制を地域ニーズを踏まえて構築している。地域ニーズに応えられる優れた研究者及び教育者を育成することを通じて地域活性化の向上を目指している。

特徴

①精神障害に対するスティグマの研究
②発達障害児のアセスメント開発に関する研究
③自閉スペクトラム症の人の感覚及び運動の問題に関する研究
④精神障害リハビリテーションに関する研究
⑤作業療法学に関する研究

入学希望者へのメッセージ

 現在3名の教授が本分野の教育研究を担当しています。入学を検討されている方はお気軽に各教授にお問い合わせください。地域社会へ貢献することに意欲のある学生及び社会人の入学を期待しております。

    • 〇 発達障害児・者の障害理解または支援に関する研究
    • 〇 精神障害者のリハビリテーションに関する研究
    • 〇 発達障害や精神障害(依存症を含む)を持つ人の適応不全の予防や
       回復についての研究

保健科学

概要

「人々の健康」を守る医療、介護、福祉に関する諸問題をテーマに掲げ、身体的・精神的・社会的側面から多様な研究手法によって解明する分野です。

特徴

長崎大学病院や学内の他学部、地域の企業や自治体と連携しながら、エビデンス レベルの高い基礎研究、臨床研究、疫学研究研究を行い、その成果を広く社会に普 及・啓発していく分野です。主に、障がい者・高齢者の健康水準等の評価および介入手 法の開発、医工連携によるリハビリテーション・介護機器の開発、神経疾患・認知症 の病態解明やそれに基づくリハビリテーション、スポーツ障害を含む運動器疾患など について学ぶことができます。

入学希望者へのメッセージ

 医学、リハビリテーション学、公衆衛生学、看護学の専門職が指導教員として在 籍しており、様々な観点から個々のテーマについて多角的に捉え、独創的な発想で研 究に取組みたい方に最適な分野です。

    • 〇 社会的不利な条件下にある人々の健康水準の改善に係る研究
    • 〇 神経生理学的手法を用いたリハビリテーションの
       トランスレーショナルリサーチ
    •  
    • 〇 リハビリテーションの介入研究
    • 〇 医工連携によるリハビリテーションの評価・介入機器の開発
    • 〇 スポーツ外傷の臨床研究,骨切り術後の膝関節動態解析,廃用性
    • 骨萎縮,救急搬送患者の動向調査,手術部位感染症とバイオフィルム
    • 〇 認知症患者の高次脳に関する研究
    • 〇 日本における外国人看護師・介護福祉士の受け入れに関する研究
    • 〇 日本の介護技術のアジア諸国への移転に関する研究