看護学専攻

卒業生からのメッセージ
M.A.さん  看護師 長崎大学病院勤務
 私は平成19年に卒業し、大学病院で看護師として働いています。看護師として患者さんに接する中で、 わからない処置や治療が多く、慣れない環境の中で毎日が不安でした。そのような時、よく大学時代の友達の所や学校に遊びに行っていました。友達も同じような気持ちを持っていて、お互いの気持ちを語り合ったと思います。また学校に行くと、いろんな先生が声をかけてくれ、話を聞いて下さりました。 大学4年間で出会った友達や先生方は本当に大切だと感じています。卒業後5年目には、がん看護について知識を深めたいと思い、大学院に進学しました。現在は、がん看護専門看護師の資格も得ました。 大学からの継続した学習で、日々新たな知見が深まっています。みなさんにも多くの人と出会い、多くの事を学びながら看護の道を歩んでいただきたいと思います。
T.K.さん  看護師 駒木野病院児童思春期病棟勤務
 早いもので、長大を卒業し看護師になって4年を迎えようとしています。日々の業務の中で、 悩むことも落ち込むこともありますが、その何倍も多くの喜びや学びを得られることが 看護師であり続けている理由だと感じます。患者様の入院生活中に、一番多くの時間と空間を 共有する私たちの関わりは、良くも悪くもその方の症状や生活に大きく影響します。 提供した関わり・看護について振り返りを続けていくことは、患者様により良い看護が 提供できるようになることに加え、自分自身の人間的成長にも繋がると思っています。 本年度からは、以前より興味のあった児童思春期病棟で働いています。 子供たちは皆、不運なとしか言いようのない辛い経験をしてきていますが、それでも子供らしいやんちゃでかわいい一面を見せてくれ、看護をしている私たちが逆に励まされ癒されることも少なくありません。 このような新たな経験をしながら、楽しく働いています。 皆さんも長大看護学部で良き同期・先輩・師と出会い、看護師への第一歩をスタートして頂けたらと思います。
O.N.さん  助産師 長崎大学病院勤務
 長崎大学保健学科看護学専攻での4年間は、私にとって、とても充実した、有意義なものでした。 1年次・2年次には看護の基礎となる知識や技術を学ぶ一方、週のおよそ半分は文教キャンパスでの 全学の授業があり、大学生としての教養を身に着けたり、他学部と一緒に講義を受けたりすることで、 幅広い知識を得て様々な価値観を学べたように思います。 3年次には1年の約半分が実際の臨床現場での看護実習に充てられており、 各領域での実習を通して、様々な状況に置かれた患者さんやご家族をいかに理解し どのような看護ができるのか、グループの仲間や指導者さん、指導教員の先生方と たくさん悩み相談しながら看護実践について学びを深めることができました。 4年次には、統合的な学習や実習を通して自身の理解を深め、チーム医療の重要性について学びました。 また、国家試験に向けて友達と毎日勉強し、分からないところは質問しあったり一緒に調べたりしました。
 私は大学卒業後、すぐに長崎大学大学院の助産師養成コースへ進学しました。 学部時代から信頼し尊敬していた先生方のもとでより深く看護、 特に助産学について学べたことで、より充実した2年間を過ごせたと思います。  現在は長崎大学病院で助産師として働いています。ハイリスクな妊娠・分娩に関わる中で、 また多様な対象者と向き合う中で、大学で学んだ一つ一つの知識や技術の重要性を日々感じています。 今後は臨床研究にも取り組んで、よりエビデンスに基づいたケアを追求しながら、 赤ちゃんとご家族のために頑張っていきたいと思っています。 みなさんにも、多くのことを学び感じられる環境や人との出会いがありますように。